ナイアシンアミドとは?ベースメイクに配合される理由

ナイアシンアミドは、ビタミンB3(ナイアシン)の誘導体にあたる成分です。水溶性で安定性が高く、肌への浸透性にも優れており、スキンケアやベースメイクに広く配合されています。
この成分の大きな特徴は「マルチな働き」です。一つの成分で複数の肌悩みにアプローチできるため、年齢を重ねた肌のケアや肌荒れ予防を同時に行いたい人に支持されています。
具体的には、以下のような効果が期待できます。
| 期待できる効果 | 主な働き |
|---|---|
| シワ改善 | コラーゲンの産生を促進し、肌のハリや弾力をサポート※1 |
| 美白(シミ予防) | メラニンの生成を抑え、シミやそばかすの原因となる色素沈着を防ぐ |
| バリア機能強化 | セラミドの合成を促進し、外部刺激から肌を守る |
| 肌荒れ防止 | 炎症を抑え、肌をすこやかに保つ |
※1 コラーゲン産生促進のデータは報告されていますが、シワ改善のメカニズムは現時点で完全には明確にされていません。
また、肌に刺激を与えにくい性質があるため、敏感肌の人にも比較的使いやすい成分として知られています。ただし、「すべての人に絶対合う」わけではないので、初めて使う際はパッチテストを行うのがおすすめです。
ベースメイクに配合される意義は、メイクしている間も継続的にこれらのケアができる点にあります。朝の忙しい時間にスキンケアを完璧にするのは難しくても、ファンデーションを選ぶことで「メイクの時間=ケアの時間」に変えられるのは魅力的ですよね。
フラバンジェノールとは?天然ポリフェノールの美容パワー

フラバンジェノールは、「フランス海岸松」の樹皮から抽出されるポリフェノールを多く含んだ、植物由来の天然成分です。フランスのランド地方に生育する海岸松から採取され、高い美容パワーが注目されています。
この成分の最大の特徴は、抗酸化作用の強さです。ビタミンCの約600倍※2、コエンザイムQ10の約250倍※2というデータがあり、年齢を重ねた肌のケアに興味がある人には馴染み深い成分かもしれません。
※2 ミクロソームの脂質過酸化抑制データ等における原料比較データであり、効果を保証するものではありません。
主な働きを整理すると、以下の通りです。
| 期待できる効果 | 主な働き |
|---|---|
| うるおいとハリのサポート | コラーゲン生成を促進し、コラーゲンを分解する酵素の働きを抑制※3 |
| 保湿・抗酸化 | 高い保湿力と抗酸化力で、乾燥や外的ストレスから肌を守る |
※3 東洋新薬の研究により、コラーゲン合成促進作用およびコラゲナーゼ阻害作用が確認されています。
また、フラバンジェノールには美白メカニズムも報告されています。例えば、紫外線を浴びた後に増加する「エンドセリン受容体」の発現を抑えることで、メラノサイト(メラニンを作る細胞)に届く「シミを作れ」という指令を減らす作用が、中部大学との共同研究で確認されました。
成分表示では「フランスカイガンショウ樹皮エキス」と表記され、化粧品においては保湿成分として使用されます。
2つの成分が生むケアの広がりとは

さて、ここからが本題です。ナイアシンアミドとフラバンジェノールが一緒に配合されると、どういうメリットがあるのでしょうか?
結論から言うと、これらの成分は「異なるプロセス」で肌に働きかけるため、組み合わせることで「多角的なケア」が可能なんです。
美白(シミ予防)における役割分担
| 成分 | 主なアプローチ先 |
|---|---|
| ナイアシンアミド | メラニンの「移送」を抑制(作られたメラニンが肌表面に出てくるのを防ぐ) |
| フラバンジェノール | メラニン生成の「上流」からアプローチ(エンドセリン受容体の発現抑制) |
つまり、ナイアシンアミドは「作られたメラニンが出てこないようにブロック」し、フラバンジェノールは「メラニンが作られにくい環境を作る」という、異なる段階からアプローチするんです。これが同時に起きることで、シミやそばかすの予防に対してより幅広いサポートが期待できます。
うるおいとハリにおける役割分担
ナイアシンアミドはコラーゲンの産生を促進し、肌のハリや弾力を保つ手助けをします。一方、フラバンジェノールはコラーゲンを分解する酵素の働きを抑制すると共に、高い抗酸化力で肌を外的ストレスから守ります。
「作る力」を高めつつ、「壊す力」を抑える—この両面からのアプローチが、年齢を重ねた肌のケアにおいて大きな強みとなります。
保湿・バリア面での役割分担
ナイアシンアミドはセラミドの合成を促進し、肌のバリア機能を向上させます。フラバンジェノールは高い保湿力で肌をうるおし、乾燥によるダメージを防ぐサポートをします。バリアを内側から強化しつつ、外側からのうるおいも補う—この組み合わせは、特に乾燥が気になる季節や年齢肌にとって心強い味方です。
ベースメイクに配合することでの果たす役割

従来のベースメイクは「肌色を整えて、肌悩みをカバーする」が主な役割でした。しかし近年は「メイクしながらスキンケアができる」製品が増え、ベースメイクの役割は大きく変わりつつあります。
中でも有効成分配合のベースメイクは、医薬部外品として認められた有効成分を複数配合した処方です。これにより、メイクしている間も「攻めと守り」の両方から肌をサポートできる設計になっています。
医薬部外品として承認された有効成分である「ナイアシンアミド」がシワ改善と美白(メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ)に働きかけます。
そして、もう一つの特徴的な成分が「高濃度フラバンジェノール®」です。これはフランスカイガンショウ樹皮エキス(保湿成分)のことで、従来のフラバンジェノールより特長物質を多く含む成分として配合されています。年齢に応じたうるおい・ハリ・ツヤのお手入れに役立ち、メイク中も乾燥から肌を守るサポートをします。これにより、カバー力と保湿力のバランスが取りやすくなっています。
また、美容液成分を配合した処方は、ファンデーションでありながら美容液に近い設計思想を反映しています。単に肌色を整えるだけでなく、うるおいを与え、肌をすこやかに保つサポートを目的としています。
成分重視派が選ぶべきチェックポイント
成分にこだわってベースメイクを選ぶ場合、以下の3点を確認するとよいでしょう。
| チェックポイント | 確認すべき内容 |
|---|---|
| 有効成分の種類と配合目的 | ナイアシンアミドだけでなく、他にどのような有効成分や保湿成分が組み合わされているか |
| 処方設計の背景 | 製薬会社との共同開発など、科学的根拠に基づいた処方かどうか |
| 使用感のバランス | スキンケア効果と、実際のメイク効果(カバー力・持ち・仕上がり)の両立 |
特に有効成分が複数配合されている場合、それぞれの成分がどう補い合っているかを意識すると選びやすくなります。例えば、ナイアシンアミドがシワ改善・美白にアプローチする一方で、グリチルリチン酸ジカリウムが肌荒れ防止をサポートしていれば、複数の肌悩みに同時にアプローチできる設計となっています。
まとめ
今回は、ナイアシンアミドとフラバンジェノールがベースメイクで果たす役割について解説しました。
| 成分 | 主な強み |
|---|---|
| ナイアシンアミド | シワ改善・美白(シミ・そばかすを防ぐ)・バリア強化・肌荒れ予防のマルチケア |
| フラバンジェノール | 高い抗酸化力と保湿力で、うるおいとハリのある肌をサポート |
これらが組み合わさることで、異なるメカニズムから肌に働きかけ、より多角的なケアが期待できます。ベースメイクに配合されることで、毎日のメイク時間を有効なスキンケア時間に変えられるのは大きな魅力です。
成分で選ぶベースメイクの第一歩として、HARIAS薬用クッションファンデーションをチェックしてみてはいかがでしょうか。
- ご紹介した有効成分ナイアシンアミド(シワ改善・美白※)を配合、加えてグリチルリチン酸ジカリウム(肌荒れ防止)も配合
- 独自成分・高濃度フラバンジェノール®(フランスカイガンショウ樹皮エキス・保湿成分)配合
- 美容液成分95%
- SPF50+ PA+++
※美白とは、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐことをいいます。
製薬会社である東洋新薬との共同開発により、確かなサイエンスに基づいた処方設計がなされています。メイクしながらスキンケアを叶えたい方に、ぜひ一度お試しいただきたいアイテムです。
