「夕方になるとメイクが崩れやすい」「朝は美しく仕上がるのに昼には毛穴落ちしている」——もしかして、その原因は使っているアイテムではなく、重ねる順番にあるかもしれません。
実は、ベースメイクには科学的に理にかなった「レイヤリングの法則」が存在します。特に冬は乾燥と皮脂分泌のバランスが崩れやすく、この法則を無視すると崩れやすくなる原因に。
今回は、化粧下地→クッションファンデ→フェイスパウダーというおすすめの組み合わせで、冬でも長時間崩れにくい美肌を構築する方法を徹底解説します。
なぜ「下地→クッションファンデ→パウダー」の順番が重要なのか
ベースメイクには基本的な原則があります。それは「油分の多いものを先に使う」こと。
クッションファンデは美容液仕立てで、水分と油分のバランスが絶妙に調整されています。この特性を最大限に活かすには、まず化粧下地で肌を整え、その上にクッションファンデを密着させ、最後にフェイスパウダーで固定する——この3ステップが大切です。
順番を間違えると、粉っぽいパウダーの上に油分の多いファンデを重ねることになり、密着不良やヨレ、厚塗り感の原因になりやすいです。逆に正しい順番で重ねれば、それぞれのアイテムが本来の力を発揮し、崩れにくい肌に近づきます。
冬の肌環境を理解する|乾燥×皮脂の二重苦
冬のベースメイクが崩れやすい大きな理由は、乾燥と皮脂の出方の矛盾にあります。
外気の低温・低湿度で肌表面が乾燥すると、体は「潤いが足りない」と判断して皮脂が出やすくなります。さらに暖房の効いた室内では急激に水分が奪われ、メイクが浮いたりヨレたりする原因に。
この二重苦に対抗するには、朝のスキンケアから「水分たっぷり、油分控えめ」を意識し、ベースメイクでしっかりと保湿成分を補給しながら崩れにくい構造を作ることが重要です。
【ポイント】冬の肌が抱える問題
- 外気の低温・低湿度による表面の乾燥
- 暖房による室内の急激な水分蒸発
- 乾燥を補おうとする過剰な皮脂分泌
- 室内外の温度差による肌への負担
STEP1|化粧下地の正しい選び方と塗り方
冬に最適な下地の3つの条件
冬の化粧下地選びで重視すべきは、以下の3点です。
| 条件 | 理由 | チェックポイント |
|---|---|---|
| 保湿力 | 乾燥による皮脂の出やすさを整える | ヒアルロン酸、セラミド配合 |
| 皮脂コントロール機能 | Tゾーンのテカリを抑えやすくする | 皮脂吸着パウダー配合 |
| 紫外線防御効果 | 冬でも紫外線は降り注ぐ | SPF30以上・PA+++推奨 |
特に注目したいのは、保湿とテカリ防止を両立した下地。一見矛盾するようですが、最新の下地は水分を保ちながら皮脂だけをコントロールしやすくする高機能処方が主流です。
崩れにくい下地の塗り方テクニック
下地の使用量は製品の推奨量に従い、多くはパール粒大程度が基本。多すぎるとヨレの原因になります。
塗布の順番は、クッションファンデと同じくほほ→おでこ→鼻→あご口回りの順で。広い面積から塗ることで、均一に薄く伸ばせます。
ここで重要なのが「スタンプ塗り」。指の腹でポンポンと叩き込むように塗ると、肌への密着度が高まります。擦らずに押し込むイメージで行いましょう。
STEP2|クッションファンデの最適レイヤリング術
クッションファンデが冬のベースメイクにおすすめな理由
クッションファンデは、冬のベースメイクにおいておすすめのアイテムです。その理由は3つ。
まず、薄付きなのに高密着。美容液仕立てのテクスチャーが肌にピタッと密着し、素肌のような自然な仕上がりを実現します。
次に、重ね塗りしても厚塗りにならない特性。必要な箇所に必要な量を重ねる「レイヤリング」が可能で、カバー力と透明感を両立できます。
そして、保湿成分がたっぷり配合されているタイプが多い点。美容液成分が、メイク中も肌をケアしてくれます。
美しい仕上がりを叶える塗り方
プロのメイクアップアーティストも実践する、崩れにくいクッションファンデの塗り方をご紹介します。
最も効果的なのは水あり専用スポンジを活用する方法。スポンジを水で濡らして固く絞り、ティッシュで水気を拭き取ってから使用します。水分が加わることで、ファンデーションが肌に薄く均一に密着し、崩れにくさが高まります。
付属のパフを使う場合は、スタンプを押すようにタップしながら塗布します。擦ったり滑らせたりすると、ムラや厚塗りの原因になるので注意しましょう。
塗布の順番は以下の6STEPが理想的です。
きれいに仕上がる6STEP
- ほほ – 最も面積が広く、トーンアップしたい部分から
- おでこ – 眉間の少し上から放射状に生え際へ
- 鼻 – 鼻筋は薄く、小鼻は最後に
- あご・口回り – 口元は動きが多いので薄めに
- 小鼻 – パフを折りたたんで細かく密着
- 目元 – 最後に繊細にフィット
この順番で塗ることで、ファンデーションが均一に広がり、崩れにくい土台が完成します。
STEP3|フェイスパウダーで長時間崩れにくい肌を完成させる

冬におすすめのフェイスパウダーの選び方
フェイスパウダーには大きく分けてルースタイプ(粉状)とプレストタイプ(固形)があります。
| タイプ | 特徴 | おすすめシーン |
|---|---|---|
| ルース | ふんわり自然な仕上がり、透明感重視 | 朝の仕上げ、ナチュラルメイク |
| プレスト | マットでしっかり感、持ち運び便利 | 化粧直し、きちんと感が欲しい時 |
冬は乾燥が気になるため、保湿成分配合のパウダーを選ぶのがポイント。美容液オイル配合のものや、微粒子パールが入ったものは、粉っぽさがなく透明感のあるツヤ肌を叶えてくれます。
崩れを抑えるパウダーの重ね方
パウダーはブラシで薄く均一につけるのがおすすめ。パフだとつけすぎてしまい、粉っぽさや乾燥の原因になることがあります。
特に重点的にのせたいのはTゾーンと目の下。この2箇所は皮脂が出やすく崩れやすいため、やや多めにパウダーを重ねることで長時間キープしやすくなります。
ただし、過度なパウダー使用は逆効果。厚くのせすぎると肌が乾燥し、かえって皮脂が出やすくなることがあります。「薄く、均一に」が美肌への近道です。
【プロの裏ワザ】レイヤリングをさらに強化する3つのテクニック
テクニック1:スキンケアの段階から崩れ対策
崩れにくいベースメイクは、実は朝のスキンケアから始まっています。
ポイントは「水分たっぷり、油分控えめ」。化粧水はコットンと手のひらで2度づけし、肌をひたひたに満たします。一方で、乳液やクリームは控えめに。油分が多すぎるとベースメイクが滑って崩れやすくなります。
スキンケアの最後に、水で濡らしたスポンジで顔全体を軽く押さえると、余分な油分が取れて化粧ノリが良くなります。
スキンケア後は、3〜5分程度肌になじませてからメイクを始めましょう。
テクニック2:部分用下地でTゾーンを整える
Tゾーンは特に皮脂が出やすく、崩れの大きな原因エリア。ここには毛穴カバー下地や皮脂コントロール下地を部分的に重ねるのが効果的です。
全顔用の下地を塗った後、Tゾーンと小鼻にだけ部分用下地をごく薄く重ねることで、毛穴落ちとテカリを同時に抑えやすくなります。
テクニック3:キープミストで仕上げる
ベースメイクの最後にフィクサーミスト(キープミスト)をシュッと吹きかけると、メイクが肌に定着し、崩れにくさが向上します。
顔から20〜30cm離して、目を閉じながら全体に軽く吹きかけましょう。ミストが乾いたら、軽くハンドプレスして密着させれば仕上がりです。
時間帯別|崩れにくいベースメイクのメンテナンス術
長時間美肌をキープするには、時間帯に応じた適切なメンテナンスが大切です。
| 時間帯 | 崩れやすい箇所 | 対処法 |
|---|---|---|
| 朝(メイク直後) | – | 仕上げに軽くハンドプレスして密着度を高める |
| 昼(12時頃) | Tゾーン | あぶらとり紙で皮脂を抑え、軽くパウダーを重ねる |
| 夕方(17時頃) | 目の下・口元 | 保湿ミストを吹きかけ、スポンジで優しくなじませる |
| 夜(20時以降) | 頬・フェイスライン | 保湿バームをほんの少量なじませて部分補正 |
特に夕方以降は、乾燥による崩れが目立ち始めます。保湿ミストや保湿バームで潤いをチャージすると、ファンデーションが浮いてくるのを抑えやすくなります。
NG行動|これをやると崩れやすい!避けるべき5つの失敗

どれだけ良いアイテムを使っても、以下のNG行動をしてしまうと効果が得られにくくなります。
| NG行動 | 理由 | 正しい方法 |
|---|---|---|
| 下地を厚塗りする | 密着不良・ヨレの原因 | 適量を薄く均一に伸ばす |
| クッションファンデを擦って塗る | ムラ・厚塗り感が出やすい | スタンプ押しで密着させる |
| パウダーをたっぷりつける | 粉っぽさ・乾燥を引き起こす | ブラシで薄く重ねる |
| スキンケア直後にメイク | 油分過多で崩れやすい | 3〜5分程度肌になじませてから開始 |
| 塗る順番を逆にする | 密着不良で崩れやすい | 油分の多いものから先に塗る |
特に「塗る順番」は、ベースメイクの仕上がりを左右する重要ポイント。必ず「化粧下地→クッションファンデ→フェイスパウダー」の順を守りましょう。
冬のベースメイクアイテムの選び方|押さえておきたいポイント
最後に、冬に適したベースメイクアイテムを選ぶ際のポイントをご紹介します。
化粧下地を選ぶポイント
保湿成分配合タイプを選ぶ
ヒアルロン酸、セラミド、グリセリンなどの保湿成分が配合された下地は、乾燥しがちな冬の肌に適しています。
皮脂コントロール機能との両立
保湿だけでなく、皮脂吸着パウダーが配合されたタイプを選ぶと、TゾーンのテカリとUゾーンの乾燥を同時にケアできます。
紫外線防御効果
冬でも紫外線は降り注いでいます。SPF30以上・PA+++以上の下地を選びましょう。
クッションファンデを選ぶポイント
美容液成分配合タイプ
美容液成分が70%以上配合されたクッションファンデは、メイク中も肌をケアしてくれます。
薄付き高密着処方
重ね塗りしても厚塗りにならない、薄膜タイプのクッションファンデを選びましょう。
ウォータープルーフ処方
水・汗・皮脂に強い処方のものは、崩れにくさをサポートしてくれます。
フェイスパウダーを選ぶポイント
保湿成分入りを選ぶ
美容オイルやヒアルロン酸などの保湿成分が配合されたパウダーは、乾燥を防ぎながら仕上げられます。
微粒子パールで透明感
微細なパールが入ったパウダーは、光を反射して透明感のある仕上がりを叶えます。
ルースタイプがおすすめ
冬の朝仕上げには、ふんわり自然に仕上がるルースタイプがおすすめ。プレストタイプは化粧直し用に携帯すると便利です。
【まとめ】冬の長時間崩れにくいベースメイクの鉄則
冬の崩れにくいベースメイクは、以下の3つの鉄則を守ることで実現しやすくなります。
鉄則1:正しい順番を守る
化粧下地→クッションファンデ→フェイスパウダーの順番を必ず守り、油分の多いものから先に塗る。
鉄則2:薄く重ねるレイヤリング
厚塗りは崩れの元。薄く均一に重ねることで、密着度が高く自然な仕上がりに。
鉄則3:スキンケアから崩れ対策を意識
朝のスキンケアは水分たっぷり・油分控えめ。土台作りが美肌の鍵。
この3つを意識するだけで、メイク持ちが良くなりやすいです。今日からぜひ実践してみてください。
冬でも崩れにくい、透明感あふれる美肌で、自信に満ちた一日を過ごしましょう!
※効果には個人差があります。使用環境や肌質により仕上がりや持続時間は異なります。
