【ご注意】
本記事は化粧品・医薬部外品に関する一般的な情報提供を目的としています。効果・効能には個人差があります。ご使用前にパッチテストを行い、肌に異常が現れた場合は使用を中止し、専門医にご相談ください。
なぜ「シワ改善」と書かれたファンデで効果を感じられないのか
「シワ改善」と書かれたクッションファンデを選んでいるのに、効果を実感できていないとしたら——それは「ナイアシンアミドの濃度」を見落としているからかもしれません。
実は、医薬部外品と化粧品では配合濃度が全く異なり、同じ「ナイアシンアミド配合」と書かれていても、効果に大きな差が生まれるのです。
40代の肌悩みである乾燥・シワ・くすみのケアを考えるなら、成分名だけでなく「適正使用量」を知ることが不可欠。この記事では、皮膚科専門医や化粧品研究の知見を基に、効果を最大化するナイアシンアミド配合クッションファンデの選び方を徹底解説します。
なぜ40代にクッションファンデ×ナイアシンアミドが最適なのか

40代の肌は、乾燥によるシワ、くすみ、毛穴の目立ちなど、複数の悩みが同時に現れる時期。そんな複雑な肌状態に対応できるのが、クッションファンデ×ナイアシンアミドの組み合わせです。
クッションファンデの3大メリット
クッションファンデーションは、スポンジ状のクッションにリキッドファンデーションをしみ込ませたもの。リキッドのみずみずしさとカバー力に、パウダーの軽さを兼ね備えています。
特に40代にとって嬉しいのは:
- 保湿力の高さ:乾燥しがちな肌をしっとりキープ
- 時短メイク:下地不要で簡単に仕上がる
- 崩れにくさ:密着力が高く、夕方までキレイが続く
ナイアシンアミドのマルチ機能性
ナイアシンアミドは、ビタミンB3の一種で、厚生労働省が認めた有効成分。1つの成分で複数の美容効果が期待できます。
- シワ改善:真皮のコラーゲン産生を促進し、肌のハリにアプローチ※
- 美白効果:メラニンの生成と移行を抑制し、シミ・くすみを予防※
- 保湿効果:セラミド合成を促進し、バリア機能を強化
- 皮脂抑制:過剰な皮脂分泌を抑え、毛穴の目立ちを軽減
※医薬部外品の有効成分として。効果には個人差があります。
この多機能性により、美白ケア・エイジングケア・保湿ケアを、1本のクッションファンデでサポートします。
知らないと損する!医薬部外品と化粧品の「ナイアシンアミド濃度」の違い
ここが特に重要なポイントです。同じ「ナイアシンアミド配合」でも、医薬部外品と化粧品では配合濃度のルールが全く異なります。
医薬部外品と化粧品の決定的な違い
| 分類 | 配合濃度 | 効能表示 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 医薬部外品 | 0.1~3.5% | 「シワ改善」「美白」と明記可能 | 敏感肌、安全性重視、初めて使う人 |
| 化粧品 | 規制なし(5~10%等の高濃度も可) | 「保湿」「整肌」のみ | より高い効果を求める、肌が丈夫な人 |
医薬部外品の特徴
医薬部外品は、厚生労働省が許可した有効成分が一定の濃度で配合されています。ナイアシンアミドの場合、化粧水で0.1~1%、クリームや乳液では0.1~3.5%が上限です。
この濃度範囲は、安全性と効果のバランスを考慮して設定されており、「シワを改善する」「メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ」といった効能を明記できます。
化粧品の特徴
一方、化粧品扱いの商品は、有効成分の配合量に上限や下限がありません。そのため、5%、10%といった高濃度配合も可能ですが、効能表示には制限があり、「シワ改善」とは書けません。
注意点: 化粧品の場合、「ナイアシンアミド配合」と書かれていても、実際の濃度は0.1%未満から10%以上まで様々。濃度非公表の商品も多く、選択が難しいのが現状です。
ナイアシンアミドの「シワ改善」効果が期待できる適正使用量とは

では、実際にシワ改善効果を期待するには、どの程度の濃度が必要なのでしょうか。
濃度別の効果と特徴
2%前後:やさしい保湿・肌荒れ予防ゾーン
- セラミド合成をサポートし、バリア機能を強化
- 軽度の赤みや肌荒れ防止
- 乾燥小じわを和らげる効果が期待できる
- 向いている人: 敏感肌、初心者、10代~20代
5%前後:美白・皮脂抑制・多機能ゾーン(最もエビデンスが豊富)
- メラニン移行を阻害し、シミ・そばかす予防
- 過剰な皮脂分泌を抑制(ニキビ肌・テカリ対策)
- コラーゲン産生を助け、シワ予防に働きかける
- 臨床試験: 12週間で細かいシワの減少、肌の黄ぐすみの改善、肌弾力の向上が報告されています※
- 向いている人: 幅広い肌質・年齢、美白や皮脂ケアを求める人
※効果には個人差があります
10%前後:シワ改善・強力エイジングケアゾーン
- 真皮のコラーゲン産生サポート作用が強化される傾向
- 肌弾力改善が期待される
- より高い皮脂抑制効果が期待できる
- 注意: 刺激リスクも上昇(赤み、ピリつき、乾燥)
- 向いている人: エイジングケア強化、肌が丈夫、海外高濃度美容液愛用者
厚労省承認の医薬部外品が選ぶ「安全な効果濃度」
日本の医薬部外品で認められているナイアシンアミド濃度は主に3~5%。これは、多くの研究で効果が確認され、かつ安全性と長期使用を重視した基準です。
実際、2017年に厚生労働省の薬事・食品衛生審議会で承認されたシワ改善製品では、ナイアシンアミドを一定濃度配合し、プラセボ対照試験で統計学的に有意なシワ改善効果が認められています。
高濃度なら効果が高い?誤解されがちな「濃度の罠」
「10%配合なら5%の2倍効くはず」——そう考えてしまうのは自然ですが、実はこれが大きな落とし穴です。
効果の頭打ち現象
研究では、ナイアシンアミドは5%前後で多くの有効性が確認されています。それ以上の濃度になっても、効果が急激に強まるわけではなく、一部の作用(シワ改善など)は期待できるものの、個人差が大きいとされています。
つまり「10%だから2倍効く」という単純な話ではなく、効果の増加は限定的で、刺激リスクだけが増える可能性があります。
高濃度の3つのリスク
- 刺激感の増加:ピリつきや赤み、一時的な刺激感が報告されています
- バリア機能の低下:肌が乾燥してバリア機能が低下する可能性
- 継続使用の困難:刺激で使い続けられず、結局効果を実感できない
特に、角層が薄い人やバリア機能が弱まっている40代の肌には要注意です。
日本と海外の基準の違い
海外ブランドでは10%以上の高濃度美容液が人気ですが、日本の医薬部外品で認められているナイアシンアミド濃度は5%前後。これは日本が「低すぎる」のではなく、毎日安心して続けるための基準なのです。
40代の肌には、攻めのケアよりも「安全に続けられる濃度」が適していると言えるでしょう。
40代におすすめ!ナイアシンアミド配合クッションファンデの選び方

では、具体的にどのようにクッションファンデを選べば良いのでしょうか。3つのチェックポイントをご紹介します。
チェックポイント①医薬部外品か化粧品か
医薬部外品を選ぶべき人:
- 敏感肌・乾燥肌の方
- ナイアシンアミド配合製品を初めて使う方
- 安全性を最優先したい方
- 「シワ改善」効能を明記した製品を選びたい方
化粧品(高濃度タイプ)を選ぶべき人:
- 普通肌で肌が丈夫な方
- すでにナイアシンアミド使用経験がある方
- より高い効果を求める方
- パッチテスト後に問題がなかった方
チェックポイント②他の配合成分もチェック
ナイアシンアミドの効果を最大化するには、他の配合成分も重要です。
保湿成分(必須):
- ヒアルロン酸Na
- セラミド
- グリセリン
- トレハロース
併用推奨成分:
- レチノール:ナイアシンアミドを先に使用することで刺激を軽減できます
- ビタミンC誘導体:相乗効果が期待できます
- トラネキサム酸:シミ予防効果が期待できます
日中使用ならSPF値も確認:
40代の肌には、UVケアは必須。SPF30以上・PA+++以上を目安に選びましょう。
チェックポイント③仕上がりの質感
40代の肌におすすめの質感は:
- ツヤタイプ:乾燥肌、くすみが気になる方に
- セミマットタイプ:毛穴・テカリが気になる方に
避けたいのは完全なマットタイプ。乾燥が目立ち、シワを強調してしまう可能性があります。
カバー力の確認方法:
- シミ、くすみ、毛穴を自然にカバーできるか
- 厚塗り感なく肌に密着するか
- 夕方までヨレずにキープできるか
効果を最大化する!ナイアシンアミド配合クッションファンデの使い方
正しい使い方で、ナイアシンアミドの効果を最大限に引き出しましょう。
基本の塗り方(崩れにくい塗り方)
- パフに適量を取る:パフ全体に均一になじませる
- 顔の中心から外側へ:頬→額→鼻→顎の順に、内側から外側へすべらせる
- 気になる部分に重ね塗り:シミ・くすみ部分には軽くタッピング
- フェイスラインも忘れずに:境界線を目立たなくするため、パフに残った分をなじませる
効果を高める3つのコツ
朝晩の使用で効果を期待
ナイアシンアミドは朝・夜どちらでも使用可能。日中はメイクベースとして、夜はスキンケアの最後に薄く塗ることで、24時間肌をケアできます。
継続使用が鍵(最低12週間)
臨床試験では、12週間の使用で細かいシワの減少が報告されています。即効性を求めず、じっくり継続することが大切です。
スキンケアとの相乗効果
化粧水や美容液にもナイアシンアミドが配合されている場合、相乗効果が期待できます。ただし、総量が過剰にならないよう、肌の様子を見ながら調整しましょう。
まとめ:40代の肌には「適正濃度」で「継続使用」がポイント
40代の複雑な肌悩みケアをサポートするナイアシンアミド配合クッションファンデ。しかし、効果を実感するには「濃度」の確認が不可欠です。
選び方のポイント:
- 医薬部外品(0.1~3.5%)は安全性と効果のバランスが良い
- 「シワ改善」効能を求めるなら医薬部外品を選ぶ
- 高濃度(5~10%)は効果が期待できるが刺激リスクも考慮
- 自分の肌状態に合わせた選択が大切
使い方のポイント:
- 最低12週間は継続使用する
- 朝晩使用で効果が期待できる
- スキンケアとの相乗効果を活用
商品選びの際は、必ずパッケージの「医薬部外品」表示と成分表を確認しましょう。初めて使う製品は、パッチテストを実施してから本格使用を始めることをおすすめします。
「濃度」という視点が、あなたのクッションファンデ選びに役立つでしょう。