実は逆効果?多くの人がやっているほうれい線メイクの落とし穴
「ほうれい線を隠そう」と思って、ファンデーションを重ね塗りしていませんか?実は、その努力が逆効果になっているかもしれません。
美容皮膚科医も警鐘を鳴らすように、ほうれい線をコンシーラーやファンデで完全に塗り潰そうとすると、かえって際立ってしまうのです。溝に成分が溜まり、時間とともに崩れて「老け見え」を加速させてしまいます。
でも、諦める必要はありません。「カバー=厚塗り」という固定概念を捨て、表情の動きに追従する「ストレッチポリマー配合」のクッションファンデを正しく使えば、メイクアップ効果で自然で若々しい印象の仕上がりが叶います。
この記事では、ほうれい線を目立たせないための正しい塗り方とNG行動、そしてストレッチポリマーの活用術を徹底解説します。
ほうれい線にファンデが溜まる3つの理由
まず、なぜほうれい線にファンデーションが溜まってしまうのでしょうか?原因を理解することで、解決策が見えてきます。
理由①:表情の動きによる化粧膜の割れ・ヨレ
口周りは話したり笑ったりするたびに大きく動きます。従来のファンデーションは硬い膜を形成するため、この動きに対応できず、割れてヨレてしまいます。
理由②:乾燥と厚塗りによる「溝への堆積」現象
乾燥した肌にファンデーションを重ねると、深く刻まれたほうれい線の溝にファンデが入り込みやすくなります。特にカバー力を求めて厚塗りすると、この現象が顕著に表れます。
理由③:均一塗りで動きの多い部分が崩れやすくなる
顔全体に均一にファンデーションを塗ってしまうと、表情がよく動く目、鼻、口周りが化粧崩れしやすくなります。動きの少ない部分と同じ量を塗ることが、崩れの原因になっているのです。
ほうれい線を悪化させるNGメイク3選

ほうれい線を隠そうとして、かえって目立たせてしまう間違ったメイク方法を見ていきましょう。
NG①:ほうれい線に沿ってコンシーラーを塗る
ほうれい線をメイクでカバーするとき、ほうれい線に沿ってコンシーラーを入れたくなりますが、この方法はNGです。ほうれい線の溝の部分にコンシーラーがたまって、かえって悪目立ちしてしまいます。
正しい方法:肌よりわずかに明るい色のコンシーラーを、溝と交差させるように数箇所にのせること。無理に指で叩き込まず、ブラシやスポンジで軽くなじませることで、厚みの出ない自然な補整が可能になります。
NG②:顔全体に均一に厚塗りする
「しっかりカバーしたい」という思いから、顔全体に同じ量のファンデーションを塗っていませんか?これも大きな間違いです。
ファンデーションは顔全体に均一に塗るのではなく、カバーしたいところにのみつけるのが正解。その際、できるだけ目、鼻、口周りは少量にしてください。つけ過ぎてしまった場合はスポンジや指で量を調節しましょう。
NG③:スキンケア直後にすぐファンデを塗る
朝の忙しい時間、化粧水や美容液を塗ったらすぐにベースメイクに移っていませんか?実はこれも化粧崩れの原因です。
保湿が不十分な状態でファンデーションを塗ると、肌の凹凸に入り込みやすくなります。また、スキンケア成分が肌に馴染む前に塗ると密着力が低下してしまいます。1〜2分待つことで、メイクのりが格段に良くなります。
ほうれい線メイクの救世主「ストレッチポリマー」の秘密
では、ほうれい線を目立たせないメイクの鍵となる「ストレッチポリマー」とは何でしょうか?
ストレッチポリマーとは、表情の動きに合わせて伸縮する柔軟な化粧膜を形成する成分です。メイクストレッチポリマーが柔軟な化粧膜をつくり、密着力を向上させることで、時間が経っても、つけたてのような美しい仕上がりを保ちやすくなります(※使用感には個人差があります)。
従来のファンデーションは硬い膜を作るため、表情の動きに対応できず割れやヨレが発生していました。一方、ストレッチポリマー配合のファンデーションは、伸縮性のある膜を形成するため、笑ったり話したりしても化粧膜が追従し、崩れにくいのです。
さらに、肌の凹凸にもぴったりとフィット。薄いヴェールのように広がり、メイクアップ効果でつるんとなめらかな印象の肌に仕上げます。これが、ほうれい線メイクにストレッチポリマーが効果的な理由です。
ストレッチポリマー配合クッションファンデの効果的な塗り方

それでは、実際にストレッチポリマー配合のクッションファンデーションを使った、ほうれい線を目立たせない塗り方を見ていきましょう。
基本のステップ
クッションファンデの基本的な塗り方を、ステップごとに解説します。
| ステップ | 方法 | ポイント |
|---|---|---|
| ①下準備 | しっかり保湿後1〜2分待つ | 化粧水・美容液を馴染ませる時間を取る |
| ②パフへの適量取り | 軽く押し当てながら量を調節 | 取りすぎると厚塗りの原因に |
| ③頬の内側から外側へ | ポンポンとのせる | こすらず軽いタッチで密着させる |
| ④額・顎へ広げる | 余った分で薄く伸ばす | 新たに取らず、パフに残った分で十分 |
| ⑤ほうれい線周辺 | 溝の1cm手前までくるくる刷り込む | 溝の上には重ねない |
ほうれい線部分は、頬の内側から外側に向かって広げるように塗り、その後、余った下地を額、顎に広げ、ほうれい線の部分にはくるくると刷り込ませるように塗るのがコツです。
ほうれい線カバーの特殊テクニック
基本の塗り方をマスターしたら、さらにほうれい線を目立たせない特殊テクニックを取り入れましょう。
ハイライト効果で影をぼかす
ほうれい線が目立つ大きな理由は「影」です。肌よりわずかに明るい色を使って、メイクアップ効果で影を柔らかく中和することで、自然にカバーできます。
ブラシとパフの使い分け
専用のパフでしっかりのせていくのももちろん良いのですが、ブラシ付け+パフの仕上げ方もキレイです。ブラシだと、より濃淡をコントロールしやすく、立体感を演出できます。最後にパフで軽く押さえることで、自然な仕上がりになります。
小鼻周りとほうれい線の境界処理
小鼻の周りはぐるぐるとカバーして良いですが、ほうれい線は1cm手前までにとどめます。ほうれい線の溝の上には乗せないことが重要です。
化粧崩れを防ぐ仕上げのコツ
せっかくキレイに仕上げても、時間とともに崩れてしまっては意味がありません。崩れを防ぐ仕上げのコツをご紹介します。
- ルースパウダーで軽くセット:クッションファンデを塗った後、ルースパウダーを大きめのブラシで軽くのせると、化粧持ちが良くなります。ただし、つけすぎると乾燥するので、ふんわりと薄くが鉄則です。
- Tゾーンと口周りの皮脂コントロール:時間が経つとテカりやすいTゾーンと、崩れやすい口周りには、皮脂吸着パウダーを軽くのせておくと安心です。
- お直し方法:夕方のお直しは、まずスポンジで浮いた部分を軽くオフしてから、クッションファンデを少量ポンポンと重ね付けします。最初から厚塗りしないことで、お直しも簡単になります。
ストレッチポリマー配合品を選ぶ際の3つのチェックポイント
ストレッチポリマーの効果を実感するためには、製品選びも重要です。以下の3つのポイントをチェックしましょう。
成分表示の確認
まず、成分表示に「ストレッチポリマー」「メイクストレッチポリマー」の記載があるか確認しましょう。具体的な成分名では「ステアリル変性アクリレートシリコン」などと表記されていることもあります。
また、「セラミドポリマー」や「植物性樹皮ポリマー」も擬似ネットを張り巡らし、ハリ感を与える効果があります。
テクスチャーと仕上がり
カバー力とツヤ感のバランスが取れているかも重要なポイントです。悩みはしっかり隠しながら、光をまとったような自然なツヤで、メイクアップ効果により若々しい印象の肌を叶えるものを選びましょう。
クリームタイプのクッションファンデは密着感が高く、光彩オイル配合のものは肌に光をまとわせ、自然なツヤ感をつくります。
プラスアルファの機能
ベースメイクには長時間つけるものだからこそ、スキンケア効果も重視したいところです。
- UVカット機能:SPF50+/PA++++など、しっかりUVカットできるものがおすすめ
- 保湿成分:ヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分配合で乾燥を防ぐ
- 薬用効果:ナイアシンアミドなどの有効成分配合で、承認された効能効果が期待できる
ほうれい線メイクのよくある疑問
最後に、ほうれい線メイクに関してよくいただく質問にお答えします。
Q1: クッションファンデとリキッドファンデ、どちらが良い?
A: ストレッチポリマー配合であれば、どちらでも効果は期待できます。ただし、クッションファンデはパフで軽くポンポンとのせるだけなので、厚塗りになりにくく、初心者にもおすすめです。
Q2: パフは毎日洗うべき?
A: 理想は毎日ですが、難しければ週に2〜3回は洗いましょう。汚れたパフは肌トラブルの原因になるだけでなく、ファンデーションのノリも悪くなります。
Q3: 夕方の化粧直しはどうすればいい?
A: まずティッシュやスポンジで浮いた皮脂や崩れた部分を軽くオフします。その後、クッションファンデを少量ポンポンと重ね付けするだけでOK。厚塗りしないことが、キレイな仕上がりの秘訣です。
Q4: ストレッチポリマー配合品は肌に負担がない?
A: ストレッチポリマーは化粧品に使われる合成ポリマーの一種で、化粧品配合量および通常使用下において、一般に安全性が確認されている成分です。ただし、個人の肌質により反応が異なる可能性があるため、敏感肌の方は念のためパッチテストをしてから使用することをおすすめします。
ほうれい線を気にしない、自信のあるメイクへ
ほうれい線を目立たせないメイクのポイントは、「厚塗りでカバーする」のではなく、「正しい塗り方と適切な製品選び」にあります。
- NGメイクを避ける(溝に沿って塗らない、均一厚塗りしない、保湿後すぐ塗らない)
- ストレッチポリマー配合品で「柔軟な化粧膜」を実現
- 正しい塗り方(動きの多い部分は少量、ほうれい線は溝の1cm手前まで)
- 製品選びは成分・テクスチャー・プラスアルファの機能をチェック
ストレッチポリマー配合のクッションファンデを使えば、厚塗り不要でメイクアップ効果により自然で若々しい印象が叶います。表情の動きに追従する柔軟な化粧膜が、一日中崩れ知らずの美しい仕上がりをキープしてくれるのです(※使用感には個人差があります)。
あなたに合ったクッションファンデを見つけて、今日から実践してみませんか?ほうれい線を気にせず、自信を持って笑顔になれるメイクで、毎日をもっと楽しく過ごしましょう。
本記事の内容は、メイクアップ技術に関する一般的な情報提供を目的としています。肌の状態には個人差があり、すべての方に同じ効果があるわけではありません。肌トラブルが続く場合は、皮膚科専門医にご相談ください。また、本記事で紹介した方法は、ほうれい線の構造的な改善や治療を目的とするものではなく、あくまでメイクアップ効果による一時的な見た目の変化です。
